本ページでは、【ストレングスファインダー】を詳しく解説いたします。
ストレングスファインダーとは、Gallupが提供する「才能」診断ツールのことです。
ストレングスファインダーを学ぶことで、仕事のみだけでなく日常生活における「人間関係」や「自分の活躍の場」をより良くする手助けになります。
以下、詳しく解説していきます。
ストレングスファインダーは、「ポジティブ心理学の祖父」と称される心理学者ドン・クリフトンが開発した、「才能診断ツール」です。ストレングスファインダーにより、仕事や日常生活で高い成果を出し続けるために重要な「強み」を見出すために活用できます。
具体的には、「資質=才能の集まり」を知ることで自分自身の強みや弱みを体系的に理解し実践していくことができるのです。現在では、全世界で約1800万人の人が実施しており、世界中で高い評価を受ける才能診断ツールとなっています。
また、「さあ、才能に目覚めよう」というストレングスファインダーを解説した書籍は累計50万部を突破しているほどの今注目の内容となっております!
そもそも、「強み」とはなんなのでしょうか?
従来の考え方として、「強み」とは「弱点」の対極にあると考えられています。
しかし、そうではないのです。強みには独自のパターンがあり、弱点を克服したからといって、それが強みになるわけではないのです。
日本人の特徴として、「強み」「弱み」に向き合った際に、強みを伸ばすのではなく、弱みを克服する傾向にあります。
確かに、弱みを克服することにより全体の能力の底上げにはなり、ゼネラリストとして活躍することはできるかもしれません。しかし、それでは、スペシャリストには到底慣れないのです。
また、人間の才能に対する考え方として2つの誤認をしていると日常で感じております。
- 人は誰でもほとんど全てのことに対して、能力を発揮することができる。
- 誰にとっても、最も成長の余地があるのは、その人の一番弱い分野である。
弱みを克服するのではなく、強みを伸ばしていくことこと世の中で活躍していく上で必要な考え方なのです。
その上で、「ストレングスファインダー」の役割としては、強みの革命を起こすことであり、一人一人の違いを明確化し、一人一人の天賦の才に適したキャリアを歩んでいくことを手助けルツールです。また、才能があなたのキャリアにおいて確固たる強みになるのです。
ストレングスファインダーで何が分かるのでしょうか?
それは、「あなたが満足感を得ながら最高の成果を出し続けるために必要」な要素を理解することができるのです。
ストレングスファインダーは、あなたの才能を、「あなたが日常生活で生産性高く、活用できる思考・感情・行動の自然なパターン」という形で判定してくれます。
この「才能」をベースにして見出した「強み」は、以下の4つの要素を備えております。
- あなたが本能的に「やりたい」と思えるものである(本能)
- それに関する物事を早く容易に習得できる(成長)
- それをやることで、あなたに「満足感」をもたらしてくれる(必要)
- あなたに向いていて、周囲から称賛されやすい(成功)
やりたいことを本能のままにやりながら、あなたに成長や満足感をもたらし、あなたに「人生の成功」をもたらすものなのです。
ただ単にストレングスファインダーを受けたからといって、強みが出来上がることは絶対にありません!もちろん、理解することは大切ですが、その後が非常に重要なのです。
受けた後は、まずは、以下の3点を意識してみましょう。
- あなたの資質を正確に理解する
- ストレングスファインダーの結果(資質)からあなたの【強み】を見出す
- 強みを活かし続ける
これら、3ステップによって結果を日常生活で活かし、人生を大きく改善することが出来るのです!
まずは「1.あなたの資質を正確に理解する」の部分を確実に実践し、「自分とはどんな人間で、どんな分野で成功をおさめやすいのか」という自己分析を行い、自己理解を深めることがとても重要です。
先ほどまでで、自分の強み=自分が提供できるものを理解したと思います。しかし、一つ一つの強み(資質)で勝負していこうとしてはいけないのです。あなたにしかない強みは、いくつかの強みを掛け合わせることで、「他人に真似できない強み」になり、それが世の中のニーズとマッチした時に初めて「バリュープロポジション」となるのです。
なので、まずは、一つ一つの強みを見つけること、その後は、強みを掛け合わせることを行っていく必要があるのです。
ストレングスファインダーによって、出される34の資質は4つの種類に分類することができるのです。
- 人間関係構築力
- 影響力
- 実行力
- 戦略的思考力
これら4つの分類のうち、上位に入る資質がどの分類のものが多いのかでも自分自身の強みの傾向理解することができます。
一つ一つの強みについては、各ページにて解説しておりますのでそちらを参考にしてください。
人間関係構築力 | 影響力 | 実行力 | 戦略的思考力 |
---|---|---|---|
適応性 | 活発性 | 達成欲 | 分析思考 |
共感性 | 最上志向 | 公平性 | 着想 |
個別化 | 自我 | 目標志向 | 学習欲 |
運命思考 | 指令性 | アレンジ | 原点思考 |
調和性 | 自己確信 | 慎重さ | 収集心 |
ポジティブ | 社交性 | 責任感 | 戦略性 |
成長促進 | 競争性 | 信念 | 未来志向 |
包含 | コミュニケーション | 規律性 | 内省 |
親密性 | 回復志向 |
是非、これらの資質を確認して、理解するツールとして活用してみてください。
私は、キャリアコンサルタントとして仕事をしているのですが、その中で強く感じることは、転職市場にいる方たちは、自分自身の強みが理解できていないということです。
転職市場としては、労働人口6000万人のうち、200万人が一年間で転職すると言われています。しかし、その内の何人の方が自分自身の強みについて理解できているのでしょうか?就職活動の際は口酸っぱく「自己分析」が重要であるというのに対して、それを発言している社会人たちがそもそも「自己分析」できていないのではないでしょうか?
自分自身の強みが活かすことのできたキャリアは、そうでないモノと比較すると人生の幸福度がかなり変わってきます。あなたは日々、「自分自身の”強み”を活かした生活」を送れていますか?理解が出来ていないために、何事も上手くいかず、ただただ闇雲に模索し、迷いながら日々を送っていませんでしょうか?
「こんなにがんばっているのに、何で毎日こんなに辛いんだろう?」
「今の仕事が自分にはあっていないのかもしれない。転職を考えたほうがいいのかな?」
「自分の能力はこんなものなんだろうか?どんなに考えてもいい考えが浮かばない!」
といった正解の見つからない疑問に苦しめられてはいませんか。
そんな方は是非、「ストレングスファインダー」を実施してみてください。この書籍の内容をかいつまんで述べると、
個人はそれぞれ、生まれつき「自分の能力を最大限に活かせる”強み”」が決まっている。
その「強み」を知り、そこだけに注力することが成功へ近づくための最速の道である。
書籍「さあ、才能に目覚めよう あなたの5つの強みを見出し、活かす」を読み、「ストレングスファインダー」のテストを実施し、自分の「強み」が何なのかを知り、
その「強み」を活かすように毎日の生活を改善した後には、とても充実感のある毎日、そして、納得のいくキャリアを歩むことができるはずです。あなただけが持つ”強み”を活かし、充実した素晴らしい人生の一歩を踏み出してください!