これまで、転職のマナーについて何度か記載させていただきましたが、その中でも今回は、「転職の面接ではどんなバックを持っていけば良い?」ということに焦点を当て、記載させていただきます。
ちなみに、転職面接時のカバンがNGで不採用になることがあるのはご存知ですか?
カバンが必携であることは意外に知らない方も多く、手ぶらのまま面接を受けたり、NGカバンを持って面接へ出かける人も少なくありません。スーツやインナー、髪型だけでなく、靴やカバンについても、面接官はチェックしています。
リクルートカバンやトートバックなど、カバンの種類も多い時代、どのようなものがNGなのかを知り、印象の良いカバンの色や種類で面接に臨むことも、勝利への近道なのです。
転職面接時に適正なのは、「カバン」!「バッグ」や「リュック」ではない
転職面接を左右しかねないカバンですが、これが、バッグではダメだということはご存知ですか?
「カバン」と「バッグ」には大きな違いがあります。
まず、カバンは漢字で「鞄」と書きますが、漢字の成り立ちからも分かるように、「革で包んだもの」を指しています。
バッグというのは、
- 形や素材が豊富
- デザイン性が高い
- 見た目がおしゃれ
- カジュアル
なものを指します。
身近に、リュックというものもありますが、こちらもカジュアルで、デザイン性や機能性を重視しています。
転職面接ではよく、「商談のときと同じような恰好で臨めば間違いない」というようなことも言われます。商談に行くとき、あなたは、どのような恰好が望ましいと思いますか?商談は相手と交渉をする場です。カジュアルなものは避け、ビジネスマンらしい恰好で行く人がほとんどでしょう。
転職面接でも、男女ともにカジュアルなものはNGのため、バッグやリュックはNG、当然、馴染のあるトートバッグもNGとなります。
逆に、面接に適しているカバンの特徴は、
- 本革(もしくは合皮)
- シンプルなデザイン
- 形は四角いもの
- マチがあるもの
- 間仕切りがいくつかあるもの
- A4のクリアファイルや封筒が入るぐらいの大きさ
のものが良いとされています。
※ナイロン製のものを購入する場合は、社会人らしい控えめのデザインで安っぽく見えないものを選びましょう。
A4のクリアファイルなどが簡単に入る大きさで、しかも四角い形が良い理由は、応募先企業でもらった資料をカバンに仕舞うことができるためです。間仕切りがあるカバンにしておくと、頂いた資料もスムーズに入れられますよ。
また、どこかにカバンを置いたとき、カバンが倒れたりすることなく、ピンと立っているものが望ましいようです。そのため、マチが8センチ程度あるものを選び、置いたときに独立するかどうかを確認してから購入するようにしましょう。
では、色は、どのようなものが良いのでしょうか?
女性の場合は、黒や紺、茶色や白、ベージュなど落ち着いた色であれば良いようですが、男性の場合は黒が無難だと言われています。
リクルートカバンはOK?それともNG?
こちらでも述べたように、転職面接の場合、リクルートスーツはNGだとされています。リクルートスーツは生地が薄く、就職活動の印象が抜けないとも言われています。年齢が若い人が着るとフレッシュで爽やかな印象を与えますが、年齢を重ねた人が着ると、チープな印象を与えてしまうようです。
リクルートカバンも同じです。
ナイロン製のものがリクルートカバンは、初々しさを与える効果もありますが、社会人経験のある転職希望者が持っていると違和感がありますよね?
「絶対に持って行ってはいけない」というわけではありませんが、採用の可能性を高めたい場合には避けたほうが無難といえるでしょう。
転職面接時には避けたほうが良いカバンの特徴一覧
できれば、「いま持っているカバンを転職面接時に使いたい」と思っている方もいると思います。
転職面接時に避けたほうが良いカバンの中に当てはまっていないかどうか、チェックしてみてくださいね。
- 傷みがある
- 色褪せがある
- 色が派手(男性は黒、女性は黒・紺・茶・ベージュ・白以外)
- ブランドのロゴがついている
- リボンなどの飾りものがついている
- 型崩れしている
- 生地がくたびれている
- 布製
- カジュアル
- デザイン性が高い
- サイズが小さい(A4のクリアファイルなどが入らない、または簡単に入らない)
- サイズが大きすぎる(旅行カバンのような特大サイズ)
- 床や机に置いたとき、独立して立たない(倒れる)
などが、避けたほうが良いカバンになります。もし、上記にひとつでも当てはまるものがある場合には、残念ですが買い替えをお奨めします。
まとめ
採用を左右するかもしれない「カバン」は、転職面接時には非常に需要なアイテムです。
使い回しがきいて便利なトートバッグも、転職面接のときにはNGアイテムとなります。また、トートバッグだけでなく、カジュアルなリュックや就職活動のイメージを与えるリクルートカバンもNG。
本革でA4のクリアファイルや封筒がすっぽりと入る四角いカバンを準備しましょう。身だしなみにも気を配り、採用確率を高めましょう!