転職の失敗が続き、「うつ」になるほど悩んでいる方も多いようです。転職は人生の中においても重要なイベントなだけに失敗できないと相当なプレッシャーを感じると思います。それがために、一度、転職で失敗をしてしまうと繰り返してしまうことが非常に多いです。
一度ハマるとなかなか抜け出すことのできない負の連鎖は、さらなる“負”を引き寄せ、悪循環に陥ります。
そこで、こういった良くないループを断ち切るべく、転職面接に失敗し続けている理由について考えてみましょう。そして、転職成功のための打開策についても詳しくみていきましょう。
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転職の失敗が「うつ」に「なるほど!」な理由を考える
まず、どうして転職の失敗がそれほどまでに続くのか、理由を考えてみましょう。
①
- 年齢的なもの
- 転職回数が多い
- 採用倍率が高い
といったものでしょうか?
それとも、
②
- 書類選考で落ちる
- 面接で空気が悪くなる(面接官が素っ気ない)
- どうして転職が失敗するのか分からない
といった理由でしょうか?
転職の失敗が続いているといっても、①と②では打開策に大きな違いがあります。まずは、あなた自身の転職失敗の理由に近いものを探し、打開策をみていくようにしましょう。
~年齢や採用倍率で転職失敗が続いていると思う場合の原因と打開策 ※転職例あり~
「転職の壁は35歳」とも言われていたように、今もなお、年齢が上がれば転職は年々難しくなる傾向にあります。ただ、スキルや経験が転職を有利にしてくれることもあるため、あなた自身のスキルや経験を生かすことができる企業へ応募することが必要です。
また、採用倍率が高い企業への応募率が高い場合には、それだけ採用される確率が低くなります。そのため、他の応募者と比較したときに、あなたのスキルや経験、人となりが突出している必要があります。
また、スキルや経験よりも資格や学歴、前職の企業がどういった企業なのか、を重視する企業もあり、あなたの努力だけでは改善が難しいこともあります。
もし、スキルや経験を生かせる企業へ応募しているにもかかわらず「うつ」になるほど失敗が続いているといった場合には、あなたと同じようなスキルや経験を持った応募者が多いことが原因かもしれません。
そのような場合には、応募企業の系統を変えてみるのもひとつの手です。
具体例
「デザイン会社での勤務経験があり、別のデザイン会社への転職を希望している」
という場合、
「デザイン会社での勤務経験があるので、食品メーカーの商品パッケージのデザインや広報資料などのデザインを担うデザイナーとしての転職を目指す」
といった方法もあります。
一見、妥協のようにもとれますが、新しい分野での活躍や新しい発見につながる可能性もあり、あなた自身の成長を高める機会になるかもしれません。
また、応募先企業の系統を変えると、応募できる企業数もグンと増え、チャンスも広がります。
「うつ」になるほど転職失敗に悩む前に、ひとまず広い視野で応募企業を再検討してみましょう。
転職回数が原因で転職失敗が続いていると思う場合の原因と打開策 ※転職例あり
転職回数が多いと、「長続きしない」「嫌なことがあるとすぐに辞めてしまう」といった印象を与えてしまう確率が高くなります。
転職理由について聞かれると、つい細かく答えてしまい、ネガティブな回答をしてしまうことも多いですが、回答の仕方によっては、転職回数が多いことを有利にもっていくことも可能です。
まず、今までのあなたの職歴を紙に書き出してみましょう。次に、それぞれの職種での活躍について書き出します。
具体例
(職歴①)雑貨のバイヤー (活躍)売れ筋商品をいち早く見つけ、1年で売上20%増
(職歴②)遊園地のスタッフ(活躍)待ち時間の間のアナウンスを変更し、高評価された
(職歴③)玩具企業の営業 (活躍)独特の実演販売で、クライアント契約を多数取得
次に、あなたが希望している企業と職種、内容について書き出し、前職までの活躍やスキル、経験をどのように生かすことができるのか、具体的に書いてみましょう。
具体例
(応募したい職種)子供向の商品開発業務
(前職までの活躍やスキル、経験をどのように生かすことができるか)
私は3回の転職で、子供たちが求める商品傾向や子供たちの両親がどのような商品に対してならば購入を検討するのかを具体的に学びました。
1年で過去最高の売上げ20%増のバイヤー実績や、多数のクライアントとの契約を多数取得した営業経験を生かし、海外マーケットも視野に入れ市場拡大をはかる御社に貢献したいと思っております。
など、
- 転職経験を経てキャリアアップしたこと
- 自己成長のための転職であること
- 転職理由に一貫性があること
- 応募企業は、自身の能力を発揮できる会社である
上記4点を中心に、ポジティブな内容でまとめるようにしましょう。
~転職失敗の理由が②にあてはまると思った方の原因と打開策~
- 書類選考で落ちる
- 面接で空気が悪くなる(面接官が素っ気ない)
- どうして転職が失敗するのか分からない
といったことで転職に失敗し、「うつ」になるほど悩んでいる方は、
- 書類の書き方
- 話し方
- 面接官からの質問への返答
- 自分自身では気づかない悪いクセ
などが原因で転職に失敗している可能性が高いと思われます。
こういった場合、ひとりで解決することは非常に難しいため、無料で利用できる「転職エージェント」を利用してみましょう。
転職エージェントとは、厚生労働大臣から認可を受けた「有料職業紹介事業所」です。
転職先を無料で紹介してくれるだけでなく、会社によっては、履歴書や自己PR、職務経歴書などの書き方を指導してくれたり、面接の練習をおこなってくれるなど幅広くサポートしてくれるところもあります。
上手に利用し、第三者の目線でチェックしてもらうようにしましょう。
~「うつ」になるほど転職面接の失敗で悩んだら~
どういった理由で転職失敗が続いていたとしても、「うつ」になるほど悩むのは精神上よくありません。
「うつ」のように気分が落ち込んだり、憂うつな気持ちが続くなどあれば、一度、転職のことは忘れて気分転換することも大切です。
あなたが元気でいることが、何より転職への近道なのですから。