転職の面接で、髪型はどのくらい重要視されるのでしょうか?
答えは、すごく重要です。面接では、スキルや経験以外の面でも他の応募者より良い印象を与える必要があります。特に見た目の印象は大切で、女性・男性を問わず、髪型や前髪の長さは重要なキーポイントになります。
その一番は、髪型になります。その理由を解説していきます。
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「見た目」の判断ポイントが顔周辺になる理由
どんなに高いブランドのスーツを着こなしていても、髪がボサボサだったり、前髪が目にかかっているなど清潔感が感じられない場合、身につけているものまで粗末に見えてしまいます。転職面接などのシーンではなおさらです。
これは、会話するときなどに「視線を合わせようとする」ことで、どうしても視線が顔中心になるためだと言われています。「人の見た目は9割」という言葉もありますが、こちらの判断の多くも、顔を中心になされているといえるでしょう。そのため、髪型は非常に重要であり、清潔感の判断基準にも大きく関わると言えます。
では、具体的にどのような髪型であれば印象を悪くしないのでしょうか?良い印象を与える髪型とともに、NGポイントについても触れていきましょう。
面接で好印象を与える前髪&髪型~女性編~
女性の髪型にはいろんな種類がありますが、転職の面接ではどんな髪型が良いのでしょうか。
-オススメの髪型とポイント-
- ショートカット
- ボブ
髪が肩にかからないような長さえあれば、無理に結ぶ必要はありません。
ロングの髪や髪を結べるような長さがある場合には、
- 一本結び、一つ結び(髪を後ろの低めの位置でひとつに結んでいるもの)
- 引き詰めシニヨンスタイル(お団子ヘア)
- 耳がハッキリと見えるハーフアップ(後ろ髪の上半分だけをアップにする)
などが良いでしょう。基本的にルーズな印象を与える髪型はNGです。
以下の3点についても注意しましょう。
- 寝グセがついている
- 後ろに一つに結んでいるのに両サイドの髪がまとめられていない
- 短い髪がまとめた髪の表面からピョンピョン飛び出している(アホ毛)
また、シニヨンスタイルでも、転職面接にカジュアルなものは適していません。髪の毛はしっかりと引き詰め、低い位置にお団子を作るようにしましょう。
寝グセ気になるときにはシャワーを浴びたり、髪の一部を湿らせてコテやドラヤーを上手に使って分け目を変えてみるのも良いでしょう。
まとめた髪を結ぶゴムや髪留めなどは、黒や紺の地味なものが好ましいです。後れ毛や短い髪をしっかりとワックスで固めたり、髪を結ぶときには耳を出すとスッキリして見えます。
-前髪のオススメの長さとポイント-
「お辞儀をしたとき目にかからない長さ」「眉が見える長さ」は、転職面接でも印象が良いとされています。
「新卒学生じゃないんだし、眉上は…」と躊躇される方は、下記のような方法もあります。
①前髪を横に流す
ポイント:横に流した髪が、顔の中心に垂れてこないよう、ワックスやスタイリング剤で整えましょう。
②前髪も一緒に後ろでひとつに結ぶ
ポイント:後れ毛や短い髪などが飛び出てこないよう、しっかりとワックスで固めておきましょう。
前髪をピンで留めるときは、できるだけピンが見えないようにしましょう。ピンが見えるのはNGです。ちなみに、女性の場合は、髪色も重要なポイントになります。具体的には、「【転職のプロが教える】面接時のベストな髪色は6番!どんな髪型が好印象なの?」で解説しているので是非、参考にしてください。
転職面接で好印象を与える前髪&髪型~男性編~
男性の場合はどんな髪型が良いのでしょうか?
-オススメの髪型とポイント-
男性の場合、転職面接に適している髪型が女性よりも豊富で、インターネットサイトや美容室によって髪型に対する認識が違っている傾向があります。また、A店では「〇〇」と呼んでいる髪型を、B店では知らない、といったこともあるようです。
まずは理想の髪型画像をインターネットサイトで探し、画面キャプチャや印刷をして美容室へ持って行くようにしましょう。また、転職面接に適したの髪型を希望していることも伝えておくと良いでしょう。
ここでは、一般的な呼び方でオススメの髪型を紹介します。
短髪の方は、
- ビジネス風ベリーショート
短髪よりも少し長め、女性でいうところのショートヘアやボブに近い髪の方は、
- ビジネスショート
がオススメです。
ひと口に「ビジネスショート」「ベリーショート」と言っても、カット方法によって、ふわっとした印象を与えるものからカチっとした印象を与えるもの、スポーティーな印象を与えるものまでさまざまです。
営業マンであればカチっとした髪型が好まれますし、スポーツやアウトドアのようなアクティブ系の企業であればスポーティーで爽やかな印象を与えるものが好まれます。希望する企業のカラーを調べ、どのような髪型が適しているか考えてみましょう。
また、髪が長い方、襟足やモミアゲが長い方は、短くカットしておきましょう。どうしても短髪の方がスッキリとした印象や爽やかな印象を与えるため、転職などの面接シーンではマイナスポイントになりかねません。
サイドの髪のボリュームも絞り、より爽やかな印象を与えましょう。
-前髪のオススメの長さとポイント-
「眉の上より短い」前髪がオススメです。
おでこを出すほうがハッキリと顔が見えるため、よりスッキリとした印象を与えます。おでこを出すのに抵抗がある方や前髪が長い場合には、横に流したり、部分的に固め、おでこが見える範囲を広くしておきましょう。
おわりに
朝のスタイリングに時間がかかる可能性も考慮し、家を出る2時間前の起床を心がけるのも良いですね。余談ですが、成功者の多くは、余るほどの時間の余裕をみて起きるそうです。そして、忘れ物の確認やニュースなどの情報収集、イメージトレーニングの時間に充てているようで、こういった行動は転職の面接にも役立ちそうです。
転職面接日は、早めに起床し、前髪や髪型をしっかりとチェックして挑みましょう。