初めて転職活動をするとき、転職面接における通過率や採用率が気になる方も多いのではないでしょうか?
何社受ければ、何社ぐらいは選考に通過し、何社ぐらいから採用の通知がもらえるのか?
これが分かれば有難いですが、それを知ることは可能なのでしょうか?
転職面接における通過率と採用率を数値としてあらわす
通過率や採用率を表示するのは、とても容易なことではありませんが、転職面接における通過率は下記のようにあらわすことができます。
- 書類選考:30%程度
- 一次面接:40%程度
- 最終面接:45%程度
この数値から採用率を計算すると、5.4%の確率になり、20社程度のエントリーをして、1社受かることになるため、かなりの会社に応募する必要があるといえます。
残念ながら、この通過率は企業によっても変動があり、応募者の、
- 経験やスキルの違い
- 年齢
- 人柄
- 応募した企業
によってもパーセンテージが変わってきます。
そのため、5.4%よりも低い採用率になる場合もあり、多くの企業にエントリーするよりも、選考に通過するための対策が大切だといえるでしょう。
こうして数字として見てみると、書類選考の通過率が意外に悪いことに気がつきます。
書類選考を通過しないということは、面接官と話すチャンスも得られないということになりますので、応募者としてはやり切れません。
まずは、書類選考を通過する対策についてみていきましょう。
書類選考を通過しない理由は何?対策は?
何社応募しても書類選考の段階で通過しないという方は、「エントリーした企業が求めている人材像にあてはまっていない」という可能性があります。
職務経歴書に記載した内容が、企業の求めている内容と大きく違っているのかもしれません。どの企業にも同じ職務経歴書を提出していませんか?
企業が求めている人材像を把握し、企業が求めている経験やスキルについて強調するようにしましょう。
また、違った職種へ応募しても同じように書類選考を通過しないという場合には、他に原因が考えられます。
- 字が汚い
- 証明写真ではない写真を使用している(プリクラ、集合写真などの切り抜き)
- 職務経歴のみが淡々と記載してある
- 履歴書の書き方がめちゃくちゃ
- 転職したいという意欲が伝わってこない
このような問題点がある場合には、基本的なことから見直しが必要です。
字を丁寧に書き、どうしても字を書くのが苦手という方は、パソコンで履歴書を作成するのも良い方法です。
履歴書の写真は証明写真を貼りましょう。写真の印象も大切になるため、写真屋さんへ行って撮影してもらうことをお奨めします。
履歴書や職務経歴書の書き方については、お手本などを参考に作成の練習をすると良いでしょう。
ただ、ひとりで見直しをすることはとても難しく、インターネットなどの間違った情報を正しいと勘違いして取り入れてしまうという懸念にもつながります。
こういったとき、「無料で相談できるプロがいればいいな」と思ったことはありませんか?
そこで、頼りにしたいのが転職エージェントです。
転職エージェントって何?無料なのに頼りになるってホント?
聞き慣れない言葉ですが、「転職エージェント」というのは、厚生労働大臣から認可を受けた「有料職業紹介事業所」です。
「有料」とついていますが、求人を探す側、つまり応募者は無料で利用できます。
無料で利用できる理由は、求職者を企業へ入社させたときに転職エージェントが紹介料として決まった額を受け取っているからなのです。
そのため、求職者側からは手数料などを受け取ることは原則禁止されています。
つまり、有料の転職エージェントは怪しい業者だということになります。
ただし、転職支援などのツール類については使用料がかかる場合もあるため、料金についてはしっかりと確認しましょう。
さて、無料で利用できることは分かっていただけたと思いますが、こちらの「転職エージェント」、どのようなことをしてくれるのでしょうか?
- 求人情報の提供
- 履歴書の書き方指導
- 職務経歴書の書き方指導
- 面接日時の調整
- 採用条件の取りまとめや説明
- 入社日の調整
- 面接に受かるためのノウハウの伝授や指導
- 各応募者にあった対策の提案
などなど、とても幅広く対応してくれます。
また、転職エージェントが扱っている求人の中には、一般の求人情報誌や求人サイトなどには出していない、非公開の求人も多くあります。
経験やスキルを打ちこむと、マッチした求人を検索できる場合もあり、ひとりだけで転職活動をおこなうよりも効率がよく、より希望に沿った企業が見つかる場合もあります。
困ったことや分からないことがあったときに気軽に質問できることも、心強いですね。
転職エージェントとひと口に言っても、たくさんあるため、転職活動の一連をサポートしてくれそうなところを探してみましょう。