転職活動で、まずクリアしなければならない壁は「書類選考」ではないでしょうか。面接まで進めば、人柄や雰囲気を見てもらうことができたり、話しながら自己PRをしたりすることができますが、書類選考というと面接官が判断する基準は文章からの情報のみとなります。
そのため、どれほど魅力的な個性を持った方でも、文章の内容次第で面接に進めないことが珍しくありません。
今回は書類選考に落ちる履歴書に注目して見ていきます。
落ちる履歴書を把握することで、落ちない履歴書作りの参考にしていきましょう。
Contents
どうして書類選考があるのか
企業が就職情報サイトや転職サイト等を通じて、就活生や転職希望者の募集をかけると、条件の良い企業であればあるほど、期間中多数の応募者が出てきます。
応募が集中した場合、全員に対面するのは非常に手間も経費もかかります。そこで、事前に「書類選考」を用意し、まずは応募書類をみて、面接まで進める人材を選びます。
応募者は書類で振るいにかけられる
応募者はまず提出したレジュメで振るいにかけられます。
良いレジュメの基本は以下の通り。
- 見やすい
- 具体例を交えているわかりやすい文章
例えばレジュメには自己PRについて、長所や短所について記入する欄があることも。そのような欄で、ただ事実のみをサラリと記入するのではなく、長所なら具体例を出したり、短所ならそれを踏まえての改善例を出したりすると説得力のある文章になります。
説得力。これは非常に大切なものですが、だからといって具体例を長くダラダラと書き続けても良くありません。
レジュメはパッとみただけでもわかりやすく、読みやすい構成を意識してください。
悪い履歴書とは何か
上記でご紹介した内容を基準に作成されているエントリーシートが良いものなら、逆にどのような履歴書が悪いのか、詳しくみていきましょう。
単純に読みづらい
とてもシンプルな答えですが「読みづらい」履歴書は良くありません。ダラダラと長い文章だったり、文章を書き連ねているだけで具体例や改善点がない内容だったりすると、企業側としては「読みたくない」履歴書になります。
それだけでも早々からマイナスの印象を与えてしまいます。
情報の長さによる印象が良くない
履歴書の各項目の情報が長すぎるのも良くありません。パッと見て読みやすい履歴書を心がけるようにしましょう。
情報量が少なすぎても問題ですが、情報量が多すぎても良くないということで。履歴書という存在はなかなか難しくなっています。
内容が具体的ではない
自己PRや長所の項目で、わかりやすくするために具体例を織り交ぜるのは良いですが、その内容がPRしたいポイントにしっかり関連するように構成しましょう。
客観的な判断に迷ったら、学校関係者や友達、家族に読んでもらってアドバイスをもらうようにしましょう。
良い履歴書は悪い履歴書とは真逆に作る
上記で、良い履歴書のポイントと、悪い履歴書のポイントについてご紹介しましたが。良い、悪いは表と裏の関係性です。
良いやり方の反対は悪いやり方になります。履歴書を実際に作成する際には、「悪い履歴書とはどういうものなのか」こちらも把握しておくと、自分で確認する際に客観視しやすくなります。
読み手に配慮して作成する
履歴書を作成する際に、どのような書き方をするとしてもこれだけは意識しておきたいポイントが、読み手に配慮することです。
読み手の立場に立って、自分自身の履歴書を作成しましょう。
企業側は大量の履歴書に目を通している可能性が高いので、わかりづらい履歴書は負担になります。
履歴書は見やすく、読みやすく作成しましょう。
封筒や送付状にも気を配る
最近では履歴書をWEBで送れる企業も多いですが、郵送のみに対応している企業も、まだまだ多いです。
郵送で送る際には、封筒や送付状にも気を配りましょう。
送付状を同封せずに、そのまま履歴書のみを郵送しても、企業の担当者は事情を把握してくれますが、送付状があるほうが印象は良いです。
書類は印象を大きく左右する!
いかがでしたか。
今回の記事では、書類選考で落ちる履歴書について視点を当てて、詳しく解説しました。
書類選考を乗り越えないと面接に進めない企業が多いです。
実際に対面すれば、魅力的な個性を持っていることが伝わりやすい応募者でも、書類選考の段階では文字で魅力の一部分だけでも伝えることができなければ、先に進むのは難しいです。
すなわち、書類選考は非常に重要です。
企業側の担当者が、見やすく、わかりやすいと感じるような履歴書を丁寧に作成しましょう。
書類選考を進んでも、面接が残っているので気は抜けませんが、まずは書類選考で好印象を残しましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。